はたはたとは
はたはたは主に秋田県や新潟県、北日本各地での呼び名です。
冬に海が荒れて雷が鳴るような天候の時に獲れることが多い事から、別名「カミナリウオ」とも呼ばれています。
雷の鳴る擬音語「ゴロゴロ」が、古語だと「はたたく」と表現され、これが「はたはた」の名前の由来といわれています。
漢字では「鰰」と表し、これは雷の古語である「はたたがみ」が由来となっているようです。
「はたはたがないと正月が迎えられない」と言うほど、秋田県⺠の生活に密着している魚で、普段は全く姿を見せない魚が、正月前に突然大群で押し寄せてくることから、神様の恵みの魚であるとした敬意の証です。